洋梨とバックロールエントリー

敏宮凌一(旧ペンネーム・敏宮龍一)によるブログ。

好きだけど、なんか・・・(゜д゜;)→No.4あるウォーホル作品・その2

ここでは、私が今までの人生の中で観たり聞いたりした、お笑い系ソングや(個人的に好きだけど、)なんか人に勧めても良いのか悩むものを取り上げます。

ウォーホルさんの作品といえば、銀色を使った作品が数多く存在します。その中で、最も知名度の高いと思われるのは、1966年に発表された「銀の雲(Silver Clouds)」という作品です。なお、アンディ・ウォーホルさんについては、下部の動画をご参照くださいm(_)m

これは、ヘリウムガスなどで膨らんだ複数の銀色の枕並みの大きさの袋が屋内の空間の中で宙を舞う作品です。www.ntticc.or.jp

なお、この銀色の袋たちは展示スペースを好き勝手に漂っています。しかも、糸などで繋がれていない状態で“展示”されているので、銀色の袋の中のガスの状態によっては鑑賞者にぶつかってきます(^_^;
ちなみに、1980年代から2010年代までに行われてきた日本のウォーホルさんの展示会場では、この観客に対して無差別攻撃してくる複数の銀色の袋を1つでも手で払おうものなら、学芸員や監視員に叱られます(ちなみに私も、2010年代の東京の回顧展で叱られた一人です・・・。)。
もしも、また日本でこの作品が展示される機会があれば、ヘリウムガスとウォーホルさんのある思い(下記の引用文を参照。)を吹き込まれた複数の銀色の袋たちは、展示スペースの中を縦横無尽に宙を漂い、観客に体当たりすることでしょう。

「ぼくが鏡だ。ぼくに映るきみの姿を覗いてごらん」

引用元:ウルトラ・ヴァイオレット/著、金子由美/訳『さよならアンディ-ウォーホルの60年代-』1990年・平凡社


 

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