洋梨とバックロールエントリー

敏宮凌一(旧ペンネーム・敏宮龍一)によるブログ。

“おふくろの味”というのがPCの日本語変換から消える日も近い?

どうも。既にご存知と思われますが、最近、日本のある女子高校生が、署名サイトで、近年ファミリーマートの弁当売り場と冷凍食品コーナーなどで展開されている「お母さん食堂」というブランドの名称を変えさせるための署名活動がネット上で行われています。
www.change.org

 この署名を集めている方々の言い分を観ている限りですが、時代の変化というものをボディーブローのように受けました(>_<;
ネットの一部からのこの署名を行っている方々に対する風当たりがキツイものも数多く見受けられました・・・(T_T)
pecopeco0721.com

「お母さん=料理・家事」をするというイメージがついてしまい、そのうえ、男性が協力して家事をしようと思うことも少なくなってしまいます。ここで、お父さんからみた無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)について取り上げてみます。男性の人たちは、「男は仕事」の考えから 自分たちは仕事をしていればいい、と思う人が多く、お母さんの負担に気づかないことがあります。また子供への影響はお父さんが仕事ばかりをするとお母さんが家事を全部背負うことになり子供にとって親と遊ぶ時間が減る、そうなると男の子は大人になってお父さんが仕事ばかりをしていた、お母さんが家事ばかりをしていたから仕事だけをすればいいという認識になり、子供の価値観にも影響します。「お父さんは仕事、家事全部はお母さん」というのが日常だと、男の子が大人になった時、自分のお父さんがしていたのと同じように、「男の人は仕事をしていればよくて、家事は女の人の仕事」と無意識に考える男の子もいると思います!
引用元:食堂プロジェクト

近年のヨーロッパの一部やアメリカの多くでは“料理・家事は女性だけ”というのは無くて、出来る人が行うというのが普通なみたいですし、近年の日本にはこの様なマンガもあるし・・・(^_^;

comic.k-manga.jp

gendai.ismedia.jp

近年の日本ではジェンダーバイアスが叫ばれていますから、 この署名を集めている方々の言いたいことも分かる気がします。
しかし、それが実現するのは、とりあえず、私のような“男らしさ・女らしさ”というものに苛まれている世代がすべて夜空の星になり、アパレル業界から“紳士もの(またはメンズ)”と“婦人もの(またはレディース)”という隔てるものが死語になって、この署名活動をされている方々の世代の子孫だらけになるまでかかると思います・・・(-_-;;
しかし、この活動を機に、2020年代中のジェンダーギャップが良い方に動くのかもしません。
www6.nhk.or.jp

www.huffingtonpost.jp

いわゆる家族や子供のために炊事や家事に勤しむ母ちゃんイメージが登場する、昭和時代に製作された邦画・テレビドラマや、ドリフの母ちゃんコントが封印されるのも時間の問題かもしれませんし、“おふくろの味”というのがPCの日本語変換から消える日もそう遠くはないでしょう・・・。

 

おふくろの味 定番100 (別冊NHKきょうの料理)

おふくろの味 定番100 (別冊NHKきょうの料理)

  • 発売日: 2015/10/19
  • メディア: ムック
 

 

 

TOP