どうも。ほんの少々古いことですが、昨年12月22日に東京都某所で開催された、坂本龍一教授の(2020年)最後のコンサート『Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 12122020』を自宅のパソコンで生配信を観ました。我が人生初の無観客配信コンサートでした。 これまで坂本教授のコンサートは、ネット上で販売される、*1自分の運次第でゲット出来る前売り券か、無料配信のコンサートしか観たことが無かったです・・・(^_^; 2019年以降の坂本教授は、国内外で曲を発表する傍ら、年に一度、芸術作品を制作・販売されています。現在は『2020S』という、「(2020年の)記憶」というコンセプトのアートボックスを制作中とのことです。 個人的には、ここだけに収録される、『きょうの猫村さん』のテーマ曲や、今回のコンサートでも披露された「MUJI 2020」が気になります。
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私のスケジュールの都合で色々悩み悩んで、コンサートの視聴チケットの申し込み手続き締め切り(※12月7日。)10時間くらい前に決断して、コンサートの視聴チケットの申し込み手続きのページにアクセスしたとき。
いくら何でも、ネット配信コンサートで“チケット争奪戦”は起こらないだろうと思っていたら・・・突如、“チケット争奪戦”が発生しました(-o-|;|
どこの人かは分かりませんが、私はその人と30分ほど戦いを繰り広げた結果、どうにかコンサートの視聴チケットをゲットする権利を手にしました(-_-;A
今回のこのコンサートを視聴できるのは、日本・アメリカ・台湾・タイ・韓国・シンガポール・カナダ・オーストラリア・インドネシア・フィリピン・マレーシア・香港の12ヵ国。そのせいもあったのか、このコンサートの視聴チケットの申し込み手続きのページにアクセスしようとすると、いつの時間であっても繋がらないということが頻発していました。
申し込みの際に、*2「ハイレゾ対応版」か*3「スタンダード版」かで悩んだ末、財布と相談して「スタンダード版」にしました・・・(^_^;
配信日当日。
坂本教授のコンサート配信開始を待っている間、昨年の夏に配信された山下達郎さんの配信ライブの模様の一部(ここで、“動く”山下達郎さんを初めて拝みました(^_^;)や、坂本教授のアートボックスのCMが流れていました。
"Ryuichi Sakamoto | Art Box Project 2020" 2020S BEHIND THE SCENE VOL.3 記憶の旅 <録音>
しかし、今回の物も、誰もが簡単には近づくことが出来ないようです(価格的に・・・(-_-|;|)。
最近の坂本教授は“表現手段の向こう側”で、ファンではなく、同志が来るのを待っていらっしゃるようです・・・。
話をコンサートに戻します。
今回のコンサートは、独創的なメディアアート集団・Rhizomatiksと、ニューヨークを拠点に活躍するアーティスト・Zakkubalan氏を撮影監督に起用したものです。坂本教授も11月中旬に来日し、2週間の自主隔離期間を経て、参加されました。
予定より数分遅れて配信が始まると、自主隔離期間中の坂本教授と四つ足ロボットとのインタビュー(※新型コロナ対応。)が流れて、コンサートが始まりました。
今回のコンサートは、今回視聴している人の事を考慮して選曲したことが、演奏開始前に坂本教授自身も発言されました。
かつて、坂本教授が音楽担当と主演した映画『戦場のメリークリスマス』のテーマ曲と劇伴などを含む、1980年代と1990年代に発表した曲を中心に演奏されていました(曲ごとに変わる、背景や坂本教授とピアノの周りに現れる物を観ていると、今までのコンサートやライブのイメージが覆させられたような気分でした。)。
全ての曲の演奏が終わった後に始まった、坂本教授独自のプリペアド・ピアノのパフォーマンス(時間の都合でもあったのか、パフォーマンス中にエンドロールの画面が表示されて、配信が終わってしまいました・・・。)を観ていて、“無観客オンラインピアノコンサート”という名の映像作品を観ていたんだなと思いました(T▽T)
お題「#買って良かった2020 」