ここでは、私が今までの人生の中で観たり聞いたりした、お笑い系ソングや(個人的に好きだけど、)なんか人に勧めても良いのか悩むものを取り上げます。
今回は、坂本龍一教授の「電脳戯話(でんのうぎわ)」と言う曲を取り上げます。
この曲は、坂本教授の1995年に発売したアルバム『スムーチー』に収録されている曲の1つで、現在は一部の音楽配信サービスと坂本教授の公式動画チャンネルで聴けます。
この曲は、今では貴重な坂本教授が歌う曲の1つです。作詞は「虹の都へ」などで有名なシンガーソングライターの高野寛さんによるものです。
坂本教授と高野さんが、1990年代にようやく一般にも普及し始めたインターネットによる「ネットサーフィン」をイメージして作りあげた曲です。
1990年代の坂本教授は、創作活動の一方で、尋常ではないくらいインターネットに夢中でした。そのせいなのか、日本のパソコンや携帯電話のメーカーのTVコマーシャルに出演したり、1994年11月にローリングストーンズが世界で初めてインターネット上でコンサートを中継放送したことに対抗して、自身のコンサートをインターネットライブ中継したり、インターネット技術を使った演出を取り入れたライブ(例.『D&L』ツアーなど。)を開催していたこともありました。
しかし、あまりにもインターネットに夢中になってしまい、創作活動のほうに支障が出てきていると判断した坂本教授の個人事務所のスタッフ側が、一時期、坂本教授に対して「インターネット禁止令」を出されたこともあったらしいです・・・(^_^;
これは、2012年に発売された坂本教授のトリビュートアルバムに収録されていた、大貫妙子さんがカバーしたバージョンです。
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生まれた頃からネットが日常の中にある現代の人たちは、この曲を聴いて何を思うのでしょうか?