どうも。既にご存知と思われますが、寡黙なスナイパーが活躍する『ゴルゴ13』などの、大人の鑑賞に堪えうる「劇画」というジャンルを確立した、さいとう・たかをさんが、今月24日にすい臓がんで亡くなりました。享年・84歳でした。
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どうでもいいことになりますが、私のころのマンガの描き方の教則本では、「漫画雑誌に投稿する原稿は、必ずつけペンと墨汁を使ったものでないと、出版社からつまみ出される」とか「ボールペンや油性ペンを使った原稿は、出版社側に“漫画家失格”と判断されて、(原稿が)ゴミ箱行きか古紙回収行き」とか、同人誌の印刷所でも「ボールペンや油性ペンを使った原稿は受付を断られる」と言われていました。
しかし、2010年代に放送された『ゴルゴ13』の制作の裏側を撮影したテレビ番組の中で、さいとう先生の作画で(ボールペンは使っていませんでしたが、)油性ペンや、現代では多数派のミリペンを多用されていたのを観て、個人的にどこか救われた気になったのを覚えています。
www.nhk.or.jp『ゴルゴ13』の連載は、さいとう先生のご遺志を受け継いだスタッフの皆さんで続けていくとの事です。
さいとう先生のご冥福をお祈り申し上げます・・・(;人;)