洋梨とバックロールエントリー

敏宮凌一(旧・敏宮龍一)によるブログ。

『ある山下テツローの場合』→序章

序章:あれから13年。

 

作者による前書き

©2021 Ryoichi Satomiya

この『ある山下テツローの場合』というのは、当時ネット上に存在していた私のホームページの中で、2009年9月から不定期連載していた、私が2008年の夏に出会ったある男性のことを書いた読み物に、*1私の代理キャラと彼の似顔絵を挿絵に描いて連載していた。
だが、連載は序章から第4話で止まった。連載が止まった理由は、連載中に突如現れた(自称)彼の遺族を名乗る者からの「直ちにネット上に出す行為をやめろ」という抗議が、私のメールアドレス宛てに直接届いたからだ。この(自称)彼の遺族の登場によって、連載を辞めざるを得なかったのである・・・。

それから13年後の2021年3月某日。
私自身、長年患っている心身の持病が悪化してきているために、2020年代を全う出来るか不安になってきたことと、更に(自称)彼の遺族を名乗る者などを含む彼のことを知っている人間の多くが、この13年の間に消息不明や病気などで他界したため、彼のことを知っているのは、今のところ私だけになってしまった。
そこで、これを機に私の中の彼を成仏させようと思い、病体(老体とも言うが・・・。)に鞭打って、これまで長い事放置されていた『ある山下テツローの場合』の原稿に、私自身が(自称)彼の遺族を名乗る者を恐れて封印してきた情報などを追加して、これを完成させることに決めた。
だが、この『ある山下テツローの場合』は連載が止まって、時間が大分経過している。しかも、こんな人を馬鹿にしたような猫に物語の進行をされても見る気を無くすに違いない。そこで、私の代理キャラの描き方や彼の描き方も少々改めることにした。
東京都某所での再編集作業中に、予期せぬアクシデントが幾度も発生したが、どうにか、このブログで公開可能なところまで漕ぎつけることが出来た。
なお本編中の彼が遺したテキストと私の取材記録の一部には、同じ内容が重複している箇所が多少出てくるが、彼の遺志の尊重とブログの特性を考慮して、極力カットしないこととする。

再編集作業をしている最中、彼が他界した2009年3月24日の曜日を調べてみたところ、その日は火曜日だった。そのため、この読み物は毎週火曜日に更新する。
それでは、4月6日にまた逢おう。

→第1話へ引きずる・・・。

*1:2009年連載当時に使っていた私の代理キャラは、いまご覧のページの挿絵の中に描かれている、人を馬鹿にしたような猫のようなものだった。