洋梨とバックロールエントリー

敏宮凌一(旧ペンネーム・敏宮龍一)によるブログ。

『ある山下テツローの場合』→第3話

第3話:ある葬儀会場誘導、“特盛り”の辞職願

 彼の遺品のUSBフラッシュメモリ内「2008」フォルダから「200801」より。ブログ掲載の都合上、一部自主規制あり。

01/06/08(2008年1月6日)
この日は休み。パートナーと朝食を取る。
毎年のお約束のように、パートナーにクリスマスと正月を一緒に過ごせなかったことを詫びる。
午後に、近所の神社へお参りとおみくじを引きに行く(僕は「凶」。パートナーは「吉」だった。)。夕方、北口のデパートの飲食店で外食。

01/07/08(2008年1月7日)
この日は休み。パートナーと朝食を取る。
パートナーは勤めがあるので、夜まで帰ってこない。
この日は、駅の近くのパチンコホールの新台入れ替えで(午前)10時開店と宣伝していた。だが、僕は開店前から並んで打ちに行くのは苦手だから、13時過ぎに行った。
ある1台のパチンコ台に粘っていた影響で尻を痛めてしまった僕は、諦めてホールを出ると、ホールの外は夕方で、冷たい雨が降っていた。

01/08/08(2008年1月8日)

2008年1月8日の彼

©2021 Ryoichi Satomiya

この日は日勤。パートナーと朝食を取る。
*1自社ホールの1つで通夜会場の準備。今回は僕よりも手先が器用な人が多かったのと、今までより祭壇の設営や祭壇周辺の装飾が少なかったというのもあって、作業は嘘みたいにスムーズだった。
会場準備が一通り終わると、ほかのスタッフと社員に任せて、この通夜の会場誘導をするために僕と新人のY君を連れて、路線バスに乗って立川駅北口へ行く。かつては社用車に乗って駅へ行っていたのだが、*2このところの北口周辺の駐車場の利用料金の値上げが止まらないため、会社から路線バスを利用するようにと言われていた。駅に着くと、駅の近くのハンバーガーショップでY君と昼食を摂る。
昼食を済ませると、Y君は駅の改札口の前、僕は*3“天井”の中にある、通夜会場の最寄りへ行く路線バス乗り場へ行く階段の手前で、指定時間まで案内板を持って無言で立った。このところ、社葬みたいに大きな葬儀の依頼が減っているのもあってか、駅の近くで会場誘導をやったのは3年ぶりだった。今日は雨じゃなくて良かったが、街頭ビジョンや天井”の雑踏による騒音のせいで少々頭が痛い。*4パチンコの時に使う耳栓を持ってくればよかった・・・。

01/09/08(2008年1月9日)
この日は日勤。パートナーと朝食を取る。
昨晩から腰が痛い。
この日は朝から、上司と共に、依頼があった(東京都)福生市昭島市のお客様のところへ葬儀の打ち合わせに行く。近年は、亡くなった人はすぐ「死に装束」を着せて、棺に納めるというのが当たり前になってきていたが、どちらのお客も、今どきの家では少なくなってきている、死に装束を着せた亡くなった人を布団の上に寝かせて、*5「枕飾り」を祀っているところだった。

01/10/08(2008年1月10日)
この日は日勤。パートナーと朝食を取る。
テレビでは、*6東京都でタクシーの全面禁煙化が始まったとか、10月から*7「ナショナル」の社名が変わるというニュースが流れていた。
朝9時前。
「ネットで会社のページを見て電話した」という若い女性から、電話で葬儀費用の相談を受ける。3分くらい相談を受けた後に「検討させていただきます。」と電話終了。これ以降、この女性からの電話は来なかった。
この日の午前中は電話での葬儀費用の相談が多かったが、正式な依頼に発展したものは1つもなかった。
僕が帰るころになった途端、電話での葬儀費用の相談が殺到した。僕はちょうど都合よく交代要員が現れたので職場を後にすることが出来たが、ほかの日勤の人たちが何だか可哀そうに見えてきた・・・。

01/11/08(2008年1月11日)
この日は夜勤。
*8確変図柄のようなゾロ目のような日だというのもあって、珍しく朝の10時過ぎに、駅の近くのパチンコホールへ行って*9北斗の拳」を打つ。2年ぶりに*10オスイチで初当たり。気が付くと、*11ドル箱を12個積んでいたし、15時を過ぎていた。
15回目の大当たりが*12単発だったため、*13時短終了後に打つのをやめて、ホールを出る。その後換金所へ行って、ドル箱の玉を8万9千円の現金に換えた。しかし、換金の機械に残っていた換金額を観た限りでは、どうも僕の前に来た人は28万円もらったらしい・・・。
その後北口の方へ行って、久しぶりに*14「サンモリノ」へ行って、ナポリタンと*15サンモリノ漬けを食べた。
夜。
この日は葬儀の相談電話・2件、書類の整理、*16火葬待ちのために預かっている亡くなった人の状態確認などをした。

01/12/08(2008年1月12日)
この日は夜勤。雨の中の出勤になる。
24時過ぎ。
「ネットでうちの会社のページを見て電話した」という若い女性から「(東京都)○○○町だが、自殺した弟の葬儀を頼みたい」という電話を受ける。
しかし、この女性からの話を詳しく聴いた僕は、その人に*17急いで119番にかけるように言い聞かせて、一度電話を切る。この電話の後、オフィスの空気が数分凍り付いた。
それから2時間後。さっきの女性から自殺した弟が一命を取り留めたという電話が来た。
この夜の電話はこの1軒だけで、仮眠とメールのチェックで、この日の夜勤の時間が終わった。

01/13/08(2008年1月13日)
この日は休み。
掃除機の音で目を覚ます。時計を見ると、午後1時過ぎ。
この日休みだったパートナーが家の掃除をしているようだ・・・。こういう時に限って、毎回パートナーに対して、毎回何だか申し訳なく思ってしまい、つい洗濯を買って出ては、洗剤類と溜まっている洗濯ものを持てるだけ持って、*181階にあるコインランドリーへ洗濯しに行ってしまう・・・。

01/14/08(2008年1月14日)
この日は日勤。パートナーと朝食を取る。
午前10時過ぎ。
デスクワーク中に「ネットで会社のページを見て電話した」という若い女性から、携帯電話で葬儀費用の相談を受ける。3分くらい相談を受けた後に「検討させていただきます。」と電話終了。これ以降、この女性からの電話は来なかった。どうも、要望には合わなかったようだ。
午後3時過ぎ。
「ネットで会社のページを見て電話した」という電話が集中。僕のところにも来ていて、この時、会社の電話機の中に受話器が載っている物は無い。
僕はさっきとは違う若い女性から、携帯電話で葬儀費用の相談を受ける。3分くらい相談の後に「検討させていただきます」と電話終了。それから10分くらいして、この女性から火葬式の依頼が来た。
この日、僕が受けたちゃんとした依頼は1件で、残りは大量の「検討させていただきます」だった。ほかの社員は一人で3件も6件も依頼を取っていて、何か悔しかった。

01/15/08(2008年1月15日)

2008年1月15日の彼

©2021 Ryoichi Satomiya

この日は日勤。パートナーと朝食を取る。
会社の敷地内にある自社ホールの一室で、アルバイトたちと一緒に、今晩に行われるお通夜の会場準備の手伝い。僕は指示出しをしていた。僕が若かった頃と比べて、生花をたっぷり使った祭壇が増えているし、天井へ飾り付けをする機会は大分減ったような気がする。
どうにか祭壇の完成が近づいた頃に、*19Nさんが会場内に亡くなった人を納めた棺を搬入しに来た。アルバイトの労働意欲をキープさせるために、事前に棺のフタを閉めて、一時的に*20窓も開かないようにしてもらっていた。しかし、棺を祭壇へ移動させようとしたその時、アルバイトの一人がよろけてしまい、バランスを崩してしまう。棺を搬入機へ戻すように命じる。
棺を戻してもらった後。一旦、アルバイトたちをほかの仕事の手伝いへ行かせる。その間に、僕とほかの社員は棺の中の確認のために棺のフタを開けると、若干の亡くなった人の傾きは見られたが、外見上の追加ダメージは無いように感じた。だが念には念を入れて、Nさんに確認して改めて搬入してほしいと頼んで、一度持って帰ってもらう。
Nさんに棺を持って帰ってもらって数分経ったとき、アルバイトの一人が僕に駆け寄って来て「(アルバイトの)人が倒れて痙攣を起こしてる」と報告を受ける。駆けつけると、会場の出入口の辺りでうめき声を上げながら倒れ込んでいるアルバイトが2名いたため、急いで上司に会社用のPHSで報告。
そして、ほかの社員に手伝いを代わってもらうと、僕はアルバイトの一人に手伝ってもらい、倒れたアルバイト2名を社用車へ載せると、ほかの社員と共に最寄りの病院へ運んだ。

01/16/08(2008年1月16日)

2008年1月16日の彼

©2021 Ryoichi Satomiya

この日は夜勤。
しかし出勤して早々、僕のデスクには大量の辞職願が置いてあった。背後から上司に「山下さん、また(辞職願が)*21特盛り~。」と冷やかされる。牛丼みたいに言うな・・・。
僕のいる会社では、毎日*22バイトと新卒以外の社員募集を行っている。*23「日本の葬儀社の離職率は高いと言われているらしい」が、とりあえず普通自動車の免許を持っていれば誰でも応募できるし、*24自分の体力とセンス次第でどうにか出来ると思う。*25知的障害の人や精神障害の人もたまに応募してくることがあるので、葬儀関連の場所や職場の中に障害の人がいること自体それほど珍しくはないが、会社の特性に合うかを観る前に辞めてしまう人も多いので、歴代の上司からは*26「(知的障害や精神障害の人を含む)障害者は足手まといになるし、時間と体力の無駄になるから雇わないように」と言われてきた。でも、現行の日本の法律では障害のある人を雇うことは禁じられていないので、僕が担当になった時は、極力、知的障害の人や精神障害の人を*27試用期間付きで採用するようにしている。だが、この*28忙しい時期の大量辞職というのはさすがに落ち込む・・・。
夜勤中に辞職願を全て開けて読むと、これらの辞職願は(2007年)7月に採用したアルバイト社員からのものだった。辞職願を出した人の中には、昨日倒れた精神障害の人・2名のもあった。今回の辞職願に書かれていた辞めたい理由の多くは「この業界で働くことに否定的な親や恋人にバレたので、今後続けられなくなった」というものだったが、中には「妊娠したので、医師から辞めるように勧められた」5通、「本業が忙しくなったため」1通、「親が倒れたので、介護しないとならなくなった」1通、「同業他社からスカウト(引き抜き?)された」という内容のもの2通。昨日倒れた人たちから「*29○○さんや周りのアルバイトの皆さんに迷惑をかけてしまったので、これ以上いられない」2通というのもあった。

01/17/08(2008年1月17日)
この日は夜勤。
僕は出勤早々、昨日辞表を出した人たちに片っ端から電話をかけて、辞職を考え直してもらえないかと交渉する。しかし、彼らの意思は固くて、結局一人も引き留めることが出来なかった・・・。
23時ごろ。
今日は僕が敬愛する*30坂本キョージュの誕生日だ。しかし、オフィスの一部の中に出来る深夜の闇を観ていると、心底悲しくなる。これを観る度に、55歳のときの7月のあの日のことを思い出す・・・。

→つづく・・・。


参考資料

株式会社ディライト「葬儀業界の忙しい時期は○○」
https://delight.co.jp/kyujin/question-2/
道路WEB「立川通り」
http://www.douroweb.jp/region13035/c102tachikawa.html
情熱チャンプルー「立川通りは混みすぎ!?混雑原因と渋滞回避ルートまとめ」
http://campur.net/etc-tachikawadori-nu/
年代流行「2008年(平成20年)流行・出来事/年代流行」
https://nendai-ryuukou.com/2000/2008.html
フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』「パナソニック
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%8A%E3%82%BD%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF
終活ねっと「火葬場の待ち日数はどれくらい?混雑の原因や回避する方法をご紹介」
https://syukatsulabo.jp/funeral/article/14007
障害者の就職活動を支える応援サイト「障害者手帳を持っていると就職に不利なのか」
https://syougaisya.biz/tetyou-syuukatu/
葬儀屋の今日のつぶやき「2016年05月18日 就活生からの問い合わせ【業界の離職率は高いですか?】」
http://machino-sougiyasan.seesaa.net/article/437990795.html
葬儀の仕事を語るメディア「葬儀屋は離職率が高い?転職の理由とその後!」https://kokoro-oto.hatenadiary.jp/entry/2020/12/26/233707

*1:葬儀社や葬祭業者によっては、自社の敷地の中や自社(またはその系列の子会社)で管理している斎場を持っている事もあるという。

*2:立川駅北口の近くには、地元や近隣のドライバーから「立川通り」と呼ばれる、地獄のような渋滞スポットがあった。この「立川通り」の影響で、当時の立川駅北口周辺にある多くの駐車場の利用料金は利用したことを後悔するほどの高額だったところが多かったらしい。そのため、「立川へはマイカーで行ってはならない」と、東京都民の間で現在も語り継がれているという。現在は、若干改善してきているらしい・・・。

*3:近年の駅舎にあるペデストリアンデッキのことを、彼が勝手にこう呼んでいるものと思われる。

*4:1990年代から2000年代まではパチンコ台の効果音の音量が原因で耳を壊す人や難聴になる人がよくいたため、危機意識を抱く一部のパチンコライターパチンコ情報誌で耳栓の使用を推奨する文言や記事が載っていたという。この影響で多くのパチンコホールの景品にあったが、2010年代以降の多くのパチンコ台では打つ人の手で効果音の音量調整が出来る台が主流になったため、耳栓を使う人は減っているらしい。

*5:日本の葬儀アイテムの1つで、通夜・葬式までの間に、安置場所で布団またはベッドで寝かせている枕元に設置される簡易的な祭壇のこと。供え物は亡くなった人の宗教によって異なる。ちなみに、アニメーション映画『サマーウォーズ』でも、「枕飾り」が出てくるシーンがある。

*6:1988年に東京都の一部で完全禁煙のタクシーが登場するまで、日本中のタクシーの車内はタバコの臭いが染みついているのが当たり前だったが、2008年1月8日から、東京都・埼玉県・福井県でタクシーの全面禁煙が始まったことがキッカケで、禁煙を売りにした個人タクシーが現れ出したらしい。2020年4月1日に施行された「健康増進法」と東京都の受動喫煙防止条例が全面施行されたことによって、現在の日本のタクシーは完全禁煙というのが当たり前になろうとしている。

*7:2008年10月まで、パナソニックの本当の社名は「松下電器産業株式会社」だった。昭和時代から平成時代中期にかけて、日本国内では「ナショナル」、海外では「パナソニック」というブランド名で売り込んでいた。ところが、ある調査会社からの情報で、松下電器産業と「パナソニック」の海外での知名度が悪かったことから、国内外問わず企業名とブランド名の知名度を上げるために、創業者一族と揉めながらも、2008年10月1日をもって社名を「松下電器産業株式会社」から、「パナソニック株式会社」に変更し、白物などの家電に使われていた「ナショナル(National)」ブランドも2009年度までに廃止し、「パナソニックPanasonic)」へ一本化された。

*8:パチンコだけにある、3つ揃えば「確率変動当たり確定」となる図柄のこと。台ごとに「確率変動(確変)」になる図柄は異なっているが、「7」というのが多い。

*9:『ぱちんこ北斗の拳』という、1980年代のアニメ『北斗の拳』とのコラボレーションパチンコの事ではないかと思われる。このパチンコは、現在も仕様などを変えながら、パチンコホールで稼動し続けているという。

*10:主に、パチンコとパチスロで、台に座ってスタート1回転目(または投資額500円だけ)で大当りを引くこと。「お座り一発」というのが語源らしい。

*11:大当たりなどで出た玉(またはメダル)を入れておくための容器。両側に取っ手が付いているデザインが多く、形状・色・箱の深さはパチンコホールアミューズメントパークによって様々。

*12:パチンコ専門用語で、大当りするも、確変につながらなかったり、例え確変となっても1回の大当りで終わってしまったりすること。

*13:パチンコ専門用語で、絵柄が動いてからストップするまでの時間が短くなり、スタートチャッカーが頻繁に開いてスタート回数も増え、短時間で多くの抽選が行われる機能のこと。どうでもいいことだが、パチンコ好きの中には、時短の終了のタイミングで遊技をやめて帰る人がなぜかいる・・・。

*14:かつて立川駅北口付近にあった、第一デパートの地下にある、ナポリタンなどの麺料理が人気の軽食店のこと。立川駅北口の再開発による第一デパートの閉店に伴い、2012年5月15日を以って閉店した。

*15:この店独自の自家製のキャベツの漬物。

*16:人口の多い地域や高齢者の数が多い地域ほど、葬儀社や葬祭業者が努力をしても、葬儀のスケジュールや火葬場の予約状況などで火葬だけが後回しにされてしまうことがあるのだという。その場合、葬儀をした地域から遠くにある火葬場に予約して運ぶか、火葬場が空くまで葬儀社か一部の斎場にある専用保存設備で預かるという有料サービスがあるという。

*17:もしも「自殺かも」という状況に遭遇してしまったら、まず真っ先にすべきことは急いで救急車(※日本は119番。)を呼ぶこと。理由は、本当に死んだかどうかは素人では判断できないのと、まだ蘇生できる可能性もあるため。「自殺かも」という状況に遭遇してしまったら、勝手な判断はせずに、葬儀社への電話ではなく、救急へ助けを求めること。

*18:2009年1月に行った取材で知ったのだが、彼とパートナーが住んでいたのは、立川駅南口にある集合住宅の1つ。その集合住宅は、風呂はシャワーだけでバスタブはなく、洗濯機を置くスペースもない部屋ばかりだった。そのせいか、二人暮らしの部屋にしては何か広かったのを覚えている。彼らが住んでいた集合住宅では、洗濯物をベランダで干す行為も禁じられているため、洗濯は集合住宅の1階に常設されているコインランドリーと乾燥機を利用する決まりだったという。

*19:2008年のある取材での雑談で聞いたが、この人は彼の先輩社員の一人で、1970年入社の60代。彼曰く「恰幅が良くて、天然なところがあるけれど、遺体の納棺に関する業務経験が豊富な人。昼食は、いつもあんパンにチューブタイプのバターを注入したものを食べる人だった」という。

*20:棺の種類によっては、亡くなった人の顔を観たい葬儀参列者のために、フタの一部に小窓のような物が設けられていることがある。

*21:ご飯は大盛で、具の量がすごく多い丼の呼称の1つ。主に、チェーン店の牛丼専門店で使われるが、店によって呼び方が多少異なるという。

*22:彼がいた当時。日本の多くの葬儀社と葬祭業者の求人は、正社員の新卒採用だけというところもあるが、ハローワークや葬儀社のウェブサイトでアルバイト募集をしていることが多かったという。応募条件は「普通自動車運転免許を持っていれば、年齢・性別・学歴・資格不問」というのがほとんどだった。近年はこれらの方法のほかに、葬祭業界専門の求人情報サイトがある。

*23:葬儀社の離職率が高いと言われている理由の1つには、いつ残業が発生するかは人の生き死に次第のため、人付き合いが悪化することが多いなどが挙げられるという。

*24:彼の個人的見解です。

*25:葬儀社や業者によっては、障害者の求人募集をしているところがあるという。

*26:彼の歴代の上司の個人的見解です。

*27:従業員を採用する場合に、本採用の前に試験的に一定期間働かせて職業能力をためしてみる期間。

*28:日本の葬祭業者が最も忙しいのは冬だと言われている。理由の1つには、冬の寒さなどで体調を崩したりして亡くなる人が夏よりも多く出るから。

*29:彼の本名が書かれていたため、諸事情で伏せさせていただいた。

*30:日本の音楽家坂本龍一のニックネームの1つ。大学生の頃から、スタジオミュージシャンYMOのメンバーとして活躍。1987年に日本人初のアカデミー作曲賞を受賞。1988年から、アメリカを拠点に国内外で活動している。ちなみに、“教授(またはキョージュ)”というのは、YMOのメンバーの一人である高橋幸宏が、坂本の最終学歴などを基につけただけであって、リアルに大学教授ではない。

TOP