第9話:吉祥寺での悲喜劇、久しぶりの青梅、真夜中に起きた事故
※彼の遺品のUSBフラッシュメモリ内「2008」フォルダから「200803」より。ブログ掲載の都合上、一部自主規制あり。
03/10/08(2008年3月10日)
この日は日勤。パートナーと朝食を取る。
昼過ぎまで、雨が降っている。
午前はデスクワークをし、午後は午前中に自社ホールであった葬儀会場の撤収作業の手伝いをして、この日の勤務は終わった。
03/11/08(2008年3月11日)
この日は日勤。パートナーと朝食を取る。
朝から晴れていて、蒸し暑い。
午前中から、武蔵野市の火葬場へ行って、火葬式の手伝い。何でも、亡くなった人はその世界では知られた“*1腐女子で*2レイヤー”だったのだそうで、親族と知人とファンの人を含めて、50人くらい来ていた。
火葬式前の控室の中で、参列者から「*3同人誌をどれだけ入れて良いか」とか、「コスプレの衣装や*4フィギュアを入れても良いか」などと質問攻めにあって、大変だった・・・。
03/12/08(2008年3月12日)
この日は日勤。パートナーと朝食を取る。
今日も朝から晴れている。
午前はデスクワークをし、午後は午前中に自社ホールであった葬儀会場の撤収作業の手伝いをして、この日の勤務は終わった。
03/13/08(2008年3月13日)
この日は休み。パートナーと朝食を取る。今日も朝から晴れている。
パートナーを見送ると、(午前)10時過ぎに、気分転換のため、半年ぶりに*5吉祥寺へ行く。
駅の近くや*6メンチカツの近くにあるパチンコホールへ打ちに行ったが、どれも散々な結果だった。絶対に客に勝たせたくないのだ・・・。
メンチカツの近くにあるホールを出る際、「ここ、ボッタクリよねぇ~。(パチンコに)8万(円)*7スッたわ~。」と知らないお姉さんに声を掛けられる。僕は愛想笑いをしながら、逃げるようにパチンコホールから商店街のアーケードの方へ移動すると、メンチカツを買うための列の最後尾が目に入る。パートナーに、バレンタインのお返しとして*8メンチカツを買おうと思い、列に並んでみる。
メンチカツを買った後。昔から*9商店街の路地裏みたいなところにあるクレープ屋に行って、バナナとチョコとホイップクリームのクレープを1つ買って食べた。前に来たとき同様にデカい・・・。
その後、*10ユザワヤの中を覗いてから、駅に向かい、立川へ帰った。
03/14/08(2008年3月14日)
この日は日勤。朝から雨が降っている。
パートナーと朝食を取る。
この日は、深夜に届いたメールでの問い合わせの確認や返事の作成に追われたり、キリスト教の信者の人の葬儀についての会議でこの日の勤務は終わった・・・。
03/15/08(2008年3月15日)
この日は休み。外は晴れていて蒸し暑い。この日が休みのパートナーと朝食を取る。
ぼくらの家の近くには場外馬券場があるせいか、毎週末や連休の日は異様な雰囲気になる。通りは競馬新聞を手に歩く人だらけになるし、明るい内から居酒屋が満杯になるし、歩道のあちこちにガードマンがいる。こういう時は、家にこもるか、近所のパチンコ屋か北口のほうへ逃げ込むか、電車に乗って少し遠出をする。
しかし、いい場所が出てこない・・・。悩んだ末、パートナーに「久しぶりに、前に行った*11青梅の町のゲーセンでも行ってみないか」と誘う。僕らが初めて青梅へ行ったのは、確か1993年くらいの初夏で、*12お祭りや縁日があった時だったと思う。徒歩で*13鉄道公園に行ったり、駅前にある小さなデパートの高い所にある喫茶店みたいな飲食店でアイスコーヒーを飲んだり、その店の前にあるゲーセンに行って、僕らは*14ピンボールに夢中になったり、*151回・10円で遊ぶゲーム機に興じていたのを覚えている。
午後。
パートナーと「青梅(駅)行き」の列車に乗る。途中居眠りをして、*16青梅駅に着く。
しばらく来なかった間に(駅の)ホームの雰囲気が変わっていて、なぜか発車メロディーが*17「ひみつのアッコちゃん」で、改札の前には*18バカボンのパパがいる。
改札を出て駅前を観ていると、梅の花はまだ咲いていたが、街の雰囲気はどこか寂しくなっていた・・・。
僕らはとりあえず、あの頃みたいに徒歩で鉄道公園へ向かう。が、上り坂の途中でパートナーが動かなくなった・・・。僕はどうにかパートナーの尻を押しながら坂を上りきると、鉄道公園に着いた。
入場料を払ってゲートくぐった途端、パートナーはすぐに入場ゲート近くにあるベンチへダッシュして、ベンチを占領しだした・・・。僕はパートナーのこの有様を見ると、公園の受付の人にタクシーの呼び出し番号を訊きに行った。
番号を訊き終えてベンチの方を観ると、パートナーの姿はないし、受付の近くにある鉄道模型のところには子供しかいない。
パートナーを探しに、階段を下りて新幹線や機関車の車両が置いてあるスペースに移動する。途中、*19「0系新幹線」の窓の1つにパートナーの顔のようなものが観えたので、その車両へ向かう。中に入ると、車両の中には灯りがないので薄暗い。持っていた携帯電話のバックライトを「(光量)最大」にして、座席を照らしながら歩いていると、パートナーのまぶしがる顔と*20灰皿が観えた。僕がパートナーに「*21花嫁さんの席で何してんの?」とふざけて言うと、「何それ?!」とパートナーから言われた。どうも、パートナーの子供時代には無い情報のようだ・・・。
タクシーに乗って駅まで戻ると、パートナーと商店街を少しぶらつく。
僕らが行った時間のせいなのか、あまり人とすれ違わなかった。あと、あの時行った小さなデパートも建物だけで、中はスーパーマーケットに変わっていて、エスカレーターは地下へ行く方しか動いていない。どうも、ゲーセンは無くなったようだ・・・。
商店街のあちこちに*22手書きの映画看板があったが、「テナント募集」という立て看板もやたらと目に付く。途中、「青梅赤塚不二夫会館」に入って、赤塚不二夫の原画などを観る。
駅まで戻ると、夕方になっていたので、僕らは上り列車に乗って家路に着いた。
03/16/08(2008年3月16日)
この日は夜勤。今日も外は晴れていて暑い。この日が休みのパートナーと朝食を取る。
夜食に、昨日、青梅で買った個包装の*23「青梅せんべい」を2つ持ってきていた。1枚かじってみるが、噛めなかった。老後の事を考えて、食べるのを断念した。パートナーが買っていた*24「ノーブル」を分けて貰えばよかった・・・。
結局、会社の冷蔵庫に入れてある*25ペットボトル入りのマックスを飲んで、夜を明かした。
03/17/08(2008年3月17日)
この日は夜勤。朝から空は曇っている。
午後。
昨日ギブアップした「青梅せんべい」の残りをどうするか悩む。
悩んだ末、適量の*26プリン液を作って、「青梅せんべい」を数枚割り入れて、冷蔵庫にしまった。
03/18/08(2008年3月18日)
この日は夜勤。朝から晴れている。
午後。
昨日からプリン液に漬かっていた「青梅せんべい」を、器に入れて、水を張ったフライパンの中で蒸して、パンプディングのようにする。粗熱が取れたのを確認してから、冷蔵庫に入れて、勤めに行く。
夜。
大男な社員・1名に電話番を頼んで、昨日の夕方に自社ホールであった葬儀会場の撤収作業の手伝い。
この葬儀の会場では珍しく、*27白木祭壇を使っていた。
片付けついでに、会社の研修くらいでしか目にしていない(と思う)夜勤にいた若い社員たちに、白木祭壇のアフターケアや祭壇のパーツのチェックについての指導と実技をしてみた。
03/19/08(2008年3月19日)
この日は夜勤。朝から天気が悪い。
深夜。
書類整理中に、突然ガラスの割れる音と見回りに行った男性社員の大声が聴こえる。少しして、見回りに行った男性社員が真っ青になって、オフィスに駆け込んでくると、僕に「通用口に車が突っ込んできた」と言って来た。僕はとりあえず110番と119番に通報し、上司の留守電にも電話した・・・。
その後。僕らは夜が明けるまで、警察の人たちが来て、お巡りさんの対応をしたり、救急車が来てドライバーが救急搬送されていくのを見送ったり、「立入禁止」と書かれたテープと板で通用口は封印されるのを見届けて、この日の夜勤は終わった。
03/20/08(2008年3月20日)
この日は夜勤。朝から、冷たい雨が降っている。
この日から、僕を含む社員たちは、通用口ではなく、しばらくの間はお客様に気を使いながら、お客様用の出入口を使っている。
夜。
僕以外の複数の社員が、まるで“外国の軍隊の*28ホットベッドか!”と思いたくなるくらいの短い間隔で交代しては社内を見回るという行為を繰り返している。
体力の無駄使いって、こういう事を言うんだなと思った・・・。
03/21/08(2008年3月03日)
この日は休み。パートナーと朝食を取る。
朝から晴れている。
パートナーは、会社の試験の備えるための本を探しに出かけているが、僕はひどく腰が痛くなったために、家にある強い痛み止めを貼って一日こもった。
夜。
パートナーが、本のほかに、アレルギー用の複数の内服薬を抱えて帰ってきた。どうも、パートナーに花粉症シーズンが到来したようだ・・・。
03/22/08(2008年3月22日)
この日は日勤。この日が休みのパートナーと朝食を取る。
朝から天気が悪いが、暑い・・・。
相変わらず通用口も使えない。夜勤の時はそれほど気を使わなくて済むが、日中から夕方はスゴイ気を遣う・・・。
午後。
自社ホールでの葬儀の手伝い中に、応接室の1つが「使用中」になっていることに気付く。何でも、19日の事で、事故を起こしたドライバーが契約している保険会社の人が来ているらしいと、社員の一人が言っていたのを聴いた。
03/23/08(2008年3月23日)
この日は日勤。この日が休みのパートナーと朝食を取る。
朝から雨が降っている。まだ通用口は使えない。
この日の昼食は、家の近くにあるコンビニで買って持ってきていた菓子パンを食べようと思い、休憩室に来ると、チューブタイプのバターを手に持った*29Nさんに遭遇した。丁度、昼食休憩で来たのだという。
僕が飲み物を取りに行って戻ると、Nさんは僕が持ってきていた菓子パンの中から「あんパン」を出してパッケージの一部を開封して、持っていたチューブタイプのバターをパンに注入していた。先輩社員がしているというのもあって、この時の僕は何も言えなかった・・・。
「僕のことを気にせず、食べて」とNさんに言われる。Nさんのバター入りのあんパンをかじっていると、「僕ね、来月で*30定年(退職)なんだよ」と、Nさんが語り出した。
また職場から、僕の知っている人がいなくなるのか・・・。
→つづく・・・。
参考資料
はまるフラッシュ「懐かしの昭和時代10円ゲーム特集」
https://kawaiigame.com/10engame
実業之日本社『ブルーガイド復刻版 昭和30年代の旅』
https://www.j-n.co.jp/blueguidefukkoku/s30.html
NHK総合テレビ『たけしのその時カメラは回っていた』
2021年4月28放送「ニッポンの旅行」
マイナビニュース
鉄道トリビア「旧型客車の懐かしい●●が、意外な場所にもあった」著者:杉山淳一
https://news.mynavi.jp/article/trivia-112/
東洋経済オンライン
『潜水艦では、定員外の寝床は「魚雷の架台」?知られざる潜水艦乗りの生活に迫る<後編>』山内 敏秀 太平洋技術監理有限責任事業組合理事首席アナリスト
https://toyokeizai.net/articles/-/100295
MS Agent「定年制度の歴史」
https://expert-senior.com/knowhow/column/retirement-age/
オールアバウト
「定年退職の平均年齢。かつては55歳が主流。現在は?」
https://allabout.co.jp/gm/gc/463234/
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』「定年」「日本」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%9A%E5%B9%B4#%E6%97%A5%E6%9C%AC
*1:「ふじょし」と読む。ボーイズラブと呼ばれる男性同士の恋愛を扱った小説や漫画などを好む女性のこと。かつては「ヤオラー」と呼ばれていたという。くれぐれも、女性のヲタクの総称ではないので要注意。
*2:ここではコスプレイヤーの略称。決して、グラフィック系ソフト用語の「レイヤー」ではない。
*3:志を同じくする同好の人々が、自らの作品の発表の場や情報交換の場とするために執筆・編集・刊行する印刷物の総称。戦前までは文芸・俳句・短歌だけだったが、1970年代以降はマンガ・アニメ・芸能人・ゲームなどを題材とする二次創作や写真集の同人誌が主流になっているという。
*4:ここでは、図面や写真から型を起こした立体物の総称。
*5:かつて、東京都武蔵野市にあった「吉祥寺」というお寺と、「大字(おおあざ)」の跡地の総称。現在は、JR吉祥寺駅の周辺地域を指しているという。1937年から、演劇・ジャズやロック、フォークなど音楽の街として知られていたが、近年は有名マンガ家がたくさん住んでいる事やアニメ制作会社が数多くある事でも知られている。
*6:このメンチカツの近くにあるパチンコホール”は、東京都の緊急事態宣言発令と延長の影響を受けて、2021年1月17日に“休業(※パチンコ業界用語では「パチンコホールとしては再起不能」という意味なのだという。)”した。東京都の緊急事態宣言の影響で、吉祥寺を含む中央線沿線のパチンコホールは絶滅寸前になっている。
*7:「スる(する)」とは、主に、日本のギャンブル好きな人や縁起を気にする人が忌み嫌う言葉の1つ。中には、嫌い過ぎて「するめ(※昔からあるスルメイカを加工した食べ物。)」の事を「あたりめ」と呼称する人もいる。
*8:JR吉祥寺駅北口近くにある商店街の中に、和牛のメンチカツが名物の精肉店がある。日中に吉祥寺パルコの方へ近づくと、和牛独特の匂いが通り中に充満していた。この新型コロナ流行のご時世に、行列作りに貢献するのはどうかと思うので、店名は割愛する。
*9:1960年代から存在するらしいと言われている、「サーカス」というクレープ屋のこと。種類が多いのと、大ぶりで安価なのが特徴。
*10:ここで言っているのは、1996年から2010年まで吉祥寺駅南口にあったユザワヤ吉祥寺店のこと。この当時のユザワヤは自社ビルを構えた大型ホビーショップで、手芸用具のほかに、プラモデル・鉄道模型・画材なども大量にある店だった。しかし、この店舗とくっついていた京王吉祥寺駅ビルの改築工事に伴い、2010年に閉店・解体した。現在の吉祥寺のユザワヤは取り扱いジャンルを絞って、吉祥寺駅南口の駅ビルの中で営業しているという。
*11:「おうめ」と読む。東京都の西の奥の方にある地域。かつては、「青梅縞(おうめじま)」などの織物で栄えていた。
*12:たぶん、毎年5月2日から5月3日にかけて東京都青梅市で行われている「青梅大祭(おうめたいさい)」という祭りの事ではないかと思われる。
*13:国鉄(※現在のJRグループ。)が、1962年に鉄道開業90周年記念事業として開設した、実物の鉄道車両を中心に保存・展示している公園施設。この公園へ向かうには、昔も現在も、徒歩(約15分)かタクシーしか手段がない・・・。
*14:1940年代から2000年代までのアメリカや日本のゲームセンターにあったアーケードゲームの一種。金属の球をレバーやスイッチで打ち出して、「フリッパー」という左右に仕込まれた手動で動く板で球を打ち返したり、盤面にある、球が当たると強く打ち返してくる「スリングショット」や「バンパー」などの仕掛けを利用したりして、スコアを競うというもの。
*15:ゲーム1回につき10円で遊べるゲーム機の事。10円硬貨を入れて、当たればメダルが出てくるシステムのものが多かったらしい。昭和時代の駄菓子屋・スーパー・デパートのゲームコーナーには必ずあったという。
*16:「おうめえき」と読む。JR東日本の駅の1つであり、東京都の西の方にある駅の1つ。近年は、一部の東京23区の人と東京都に来た地方出身の人が、なぜか新交通ゆりかもめの「青海(あおみ)駅」と間違えて来ることでも知られている・・・。
*17:赤塚不二夫による少女マンガ。鏡の精から望むものに変身できる魔法のコンパクトをもらった少女・アッコが、コンパクトの力を使って変身して、人助けをするコメディ作品。アニメ版のテーマ曲が特徴的で、1960年代から2010年代の間に3回アニメ化されているが、オープニングだけはこのテーマ曲が使われつづけた。ちなみに、彼らが耳にした「ひみつのアッコちゃん」の発車メロディーは2005年から青梅駅だけで流れていたが、2020年3月の「青梅赤塚不二夫会館」閉館に伴い、2020年3月30日の17時で終了している。聴いてみたい人はネットで検索していただきたい。
*18:2003年に開業した「青梅赤塚不二夫会館(※2020年3月に閉館。)」という、漫画家・赤塚不二夫の代表作の原画などを展示する施設が近くにあったことがキッカケで、駅舎の中に常設されていたオブジェのこと。ちなみに、2010年代ごろに何者かによって破壊されたことがあった。
*19:もとは、1964年の東海道新幹線開業用に開発された新幹線の略称。先頭車両の形状があまりにも個性的だったことから、この新幹線のことを愛をこめて「団子鼻(の新幹線)」と呼ぶ人もいたという。青梅鉄道公園にあるのは、1970年に、東京駅から「大阪万国博覧会」の会場がある地域へ来訪者を輸送するために増備された東海道新幹線用の車両の1つだと言われている。
*20:2002年に「健康増進法」が制定されるまで、駅のホーム・都市部を走る列車・地下鉄以外の鉄道の客車や新幹線の車両の座席の側には簡易式の灰皿があったという。
*21:1960年代の日本で起こった国内新婚旅行ブーム時に、男性の間で広まっていたマナーの1つに、「新婚旅行専用列車の上座である窓際の席には、新婦(花嫁)を座らせなくてはいけない」というのがあったという。その証拠に、1960年代に撮影された写真や動画の多くには、列車の窓際の席に新婦を座らせている様子が記録されている。
*22:この頃のJR青梅駅の近くでは、1994年から「映画看板による昭和の街づくり」という町おこしの一環で、看板絵師・久保板観氏が描いた数多くの映画看板が街中に設置されていた。しかし、看板の経年劣化などによる破損や住民の安全面の都合で、2018年に店舗の建物に設置されている看板を中心に大量撤去された。最近のJR青梅駅の近くは、ネコを使った町おこしにシフトチェンジしているらしい。
*23:東京都青梅市の銘菓の1つで、100年以上も前からあるらしい。梅の花の形をした固めの焼き菓子。原材料は、卵と小麦粉と砂糖(※店によっては、ゴマ油も入っている。)で、梅は入っていない。2018年までは青梅市内の多くの和菓子屋で製造・販売されていたが、2019年以降は青梅市住江町にある「道味(どうみ)」という和菓子店と、青梅市西分町にある「柳丸」という菓子メーカーだけで製造・販売されているという。
*24:正しくは「オー!ノーブル」。東京都青梅市のあちこちに直売店がある、青梅市の老舗和菓子メーカー「まちだ(※2019年1月に閉店。)」が製造・販売していた、白あんと卵黄と秘密の何かで出来た創作菓子。2019年6月からは「柳丸」という青梅市にある老舗の菓子メーカーがレシピなどを受け継いで、「オー・メ ノーブル」という名前で、メーカーの直売店と通販で販売している。
*25:関東地方の一部のスーパーで販売されていた、500ミリリットルのペットボトルに入ったマックスコーヒーのこと。ホットではなく、冷やして売っていた。
*26:卵と牛乳と砂糖(※人によっては、生クリームやハチミツやバニラ入れることもある。)で出来た、プリンになる前の液体のこと。理論上、プリン液を加熱すれば「プリン」になる。
*27:くわしくは第4話と第4.5話。またはネット上にある、日本の葬儀屋の動画チャンネルを参照。
*28:「温床」または「温度の上がった腐葉土」という意味の英単語。だが文章を観た限りでは、外国の軍隊や自衛官が見張り小屋や潜水艦の中で、当番の任務が終わった乗組員が、前に寝ていた人の温もりが残っている別の乗組員が使っていた手近なベッドに潜り込むという意味のほうではないかと思われる・・・。
*29:彼の先輩社員の一人で、1970年入社の60代男性。詳しくは第3話を参照。
*30:2005年まで、日本の定年退職は55歳から60歳だったという。しかし、2006年に一部改正・施行された「高年齢者雇用安定法」という法律によって、定年退職は65歳までと義務化された(※2006年から2012年まで。)。ちなみに、この「高年齢者雇用安定法」の一部改正がキッカケで、(加入者の生年月日にもよるが、)国民年金が受給できる年齢は年々引き上げられ続けられているという・・・。なお、この「高年齢者雇用安定法」は2021年に改正されて、“70歳まで働く機会の確保を努力義務”となっている。