これは、私が過去にやっていたブログで適当にやっていた、私の「iTunes」の中に入っている曲の中で何回もリピートしてしまうものを紹介していた書き込みコーナーに、私が過去に好きだった曲や「なぜカバーする人がいない!」と心の中で日夜嘆く曲などを盛り込んで書いていくコーナーとして復活させてみたものです(^_^;
それはさておき、第212回は、SketchShowの「Wilson」です。
現在は、2021年に再発売されたSketchShowのCD3枚とライブDVDのまとめパック『“audio sponge" “tronika" “LOOPHOLE“』と、一部のサブスクや配信サービスで聞けます。
この「SKETCH SHOW(スケッチ・ショウ) 」とは、2002年に高橋幸宏さんと細野晴臣さんが結成した伝説のユニットです。
2006年までは活動していたようですが、現在は自然消滅してしまったようです・・・。
この曲は、1stアルバム『オーディオ・スポンジ』に収録されている、幸宏さんが作詞した曲の1つです。
当時の幸宏さん曰く「*1ブライアン(・ウィルソン)っぽい曲がやりたかった時に、*2『キャスト・アウェイ』の中に出てきたウィルソンの話を観て、曲にできるかもしれないと思った。で、細野さんが、ボールのウィルソンとブライアン・ウィルソンの共通性を紙に書いてくれるわけですよ。“あの(ボールの)ウィルソンは砂の上にいた。ブライアン・ウィルソンは砂の部屋にいた”とかさ」
・・・とのことです。
どこか哲学的で切なかったのには、そういう元ネタがあったからなんですね(^_^;
この曲は当時、一部の音楽好きから「(アメリカの伝説的マンガの)『ピーナッツ』のオマージュ」ではないかと言われていたことがありましたが、この場合は“映画『キャスト・アウェイ』に感化された作品”と言っていいのかもしれません・・・。
ついでになりますが、幸宏さんの音楽活動50周年、本当におめでとうございます!
ファンの方のブログやSNSでの情報によれば、今年9月に開催された自身の50周年記念ライブへの出演は、幸宏さんの体調の都合で実現しなかったようですが、ライブは盛況だったみたいです・・・。
*1:ザ・ビーチ・ボーイズのリーダーで、ボーカルの人。
*2:2000年のアメリカ映画。乗っていた飛行機墜落し、無人島にたどり着いたエンジニアの男が、島で見つけたウィルソン(Wilson)社のバレーボールを心の支えにし、生き延びようとするという作品。