初夏です。 *1「ズンドコ節」の季節になりました。そこで、第69回は「ズンドコ節」です。
この「ズンドコ節」は、諸説が多くある日本の曲の一つです。色々あって、何か面倒になってきます・・・OTL
- かつて、日本海軍の兵士の中で流行っていた「海軍小唄」という歌。
- 昭和12年にリリースした、藤山一郎さんの「街の伊達男」という曲。
- 昭和22年にリリースされた、田端義夫さんによる「街の伊達男」のリメイク曲。または「街の伊達男」の替え歌。
- 昭和22年にリリースされた、安城美智子さんと鈴村一郎さんの*2「東京ズンドコ節」という、「海軍小唄」の替え歌。
- 1960年に劇場公開された、日本映画『海を渡る波止場の風』の劇中歌の1つとして製作された「アキラのズンドコ節」。
ちなみに曲名の“アキラ”というのは、この映画の主役を演じた、俳優・歌手の小林旭さんのこと。
今回は、2020年現在の日本で、まだ入手可能な 「ズンドコ節」を適当にセレクトしてみました。巣ごもり生活やストレス解消などに、ズンドコするのはいかがでしょうか?
ザ・ドリフターズ 1970年 ズンドコ節
昭和中期から昭和後期生まれの日本人には、おなじみなほうの「ズンドコ節」こと「ドリフのズンドコ節」。
ちなみに、志村けんさんがドリフに加入する前は、このバージョンのほかに、*3日本軍の中で流行っていたほうの歌詞で歌っていたこともあったようです。
Pink Martini - Zundoko-bushi featuring Timothy Nishimoto | Live from Portland, OR - 2013
アメリカのジャズバンド(?)、*4ピンク・マティーニによる「ズンドコ節」。曲のアレンジとお囃子のやり方は「ドリフのズンドコ節」っぽいですが、歌詞はほぼ「海軍小唄」(^_^;
ちなみに歌っている方は、日本人の祖母を持つという、ティモシー・ニシモトさん。
氷川きよし / きよしのズンドコ節【公式】
平成生まれの日本人や氷川きよしさん好きの大人の方には、おなじみなほうの「ズンドコ節」こと「きよしのズンドコ節」(^_^)
かつての『アキラのズンドコ節』のような「ズン ズンズン ズンドコ」というお囃子があります。
Zoun-Doko Bushi / Les Romanesques
伝説の日本人ユニット“レ・ロマネスク”が、フランスで有名になるキッカケになった「ズンドコ節」。歌詞はオールフランス語で、内容はフランス生活で見られる(日本人から見て、)おかしなところを皮肉ったもの。
このユニットの存在は、2010年代のフランスのオーディション番組へ出演したことで話題になり、一時期、“北野 武よりも有名な日本人”と言われていたそうです。
お題「#おうち時間」