かつて、以下のようなことを言っていた人がいました。
この世とは終わらないワルツのようなものです。戦争、平和、革命、この3つが終わることなく回り続けるのです。
以前、アメリカには新型コロナウイルス感染者を“退治”する目的で武器類を集めている人がいる（そういう人の頭の中では、“新型コロナウイルス感染者＝ゾンビ”のように思っているんだろうか・・・。）という話を聞いたことがありますが、この人々の証言をもっと公にすれば、そんなことをやめると思います。
その人々とは、新型コロナウイルスに感染していて、検査でも「陰性」が確認されていて、入院・治療らしきものをして退院したのに、未だに倦怠感・頭痛・高熱などという、「後遺症」に苦しんでいる人たちです。
最近、ネットや一部の報道で、ある一人の後遺症に振り回されている人のことが取り上げられました。
www.news24.jpある日本の20代の大学生は、新型コロナウイルスに感染・発症し、入院・治療らしきものをして退院したはずなのに、今でも倦怠感・頭痛・高熱・胸を肋骨ごと折れたかのような痛みに襲われてしまい、コロナ再感染を恐れて通学する自信もなくなり、休学しているという人、新型コロナウイルスが身体から減っても「呼吸機能」や「運動能力」が低下したままの人、呼吸障害などのほかに*1「気分障害」も発症した人、感染前は元気でスポーツ好きで活発だったのに感染後「自分の名前などが解らない」などといった「記憶喪失」や*2「認知機能障害」になってしまった人、入院中に重症化してしまい人工呼吸器や人工心肺装置による治療をしていた一部の人が*3が高次脳機能障害になってしまった人、（新型コロナウイルスの）検査では「陽性」にだったが、肺が繊維化しているために四六時中酸素吸入をしていないと生きられない体になった人・・・などという日常生活に支障を抱えている人々が、あまり公にされていませんが、国内外にいると言われています。
[新型コロナウイルス] 重症化の前兆となる13の症状とは？ | ニュースウオッチ9 | NHK
（イギリス時間の）3月30日にSNS上で、新型コロナウイルスに感染・発症していたイギリスのジョンソン首相を治療された、ガイズ&セント・トーマスNHS（国民医療サービス）ファンデーション・トラストのニコラス・ハート教授が次のようなことを書かれたそうです。
↓
「新型コロナウイルス感染症は私たちの世代の*4ポリオだ。
軽症で症状が穏やかな人もいれば重症化する患者もいる。大量の患者が新型コロナウイルス感染症から回復したあと肉体的、認知、心理的な障害が残るだろう。長期の管理が必要だ。事前に計画を立てておかなければならない。」
"COVID 19 is this generation's polio.
Patients have mild, moderate and severe illness.
Large numbers of patients will have physical, cognitive and psychological disability post critical illness that will require longterm management."
ここで言っている「新型コロナウイルス感染症は私たちの世代のポリオ・・・」というのは、“（ハート教授の医学者的な見解で、）ポリオの後遺症の特徴と新型コロナウイルス感染症が重症・重篤化した場合の後遺症の特徴って、似てない？”ということから、このような表現したのだろうと思われます。
確かに新型コロナウイルスの後遺症は怖いということはわかりましたが、この例えは高尚というか、難易度が高い気がします・・・(--;;;
なお、ポリオと新型コロナウイルス感染症は特に関係はないようです。
早く、新型コロナウイルスの攻略法と「後遺症」という“終わらないワルツ”を終わらせる術が発見されるといいなと思う今日この頃です。
