洋梨とバックロールエントリー

敏宮凌一(旧ペンネーム・敏宮龍一)によるブログ。

自分の意思で克服できたら警察いらない

どうも。昨日(21日)の日本の主要ニュースは、もはや常態化してきた東京都の新型コロナウイルス新規感染者数の発表と槇原敬之さんの初公判のことばかりでした。

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それはさておき、昨日の槇原敬之さんの初公判を取り上げた一部ニュースの中で、個人的に少し気になった事がありました。

裁判官が、再び薬物に手を出す危険性について槇原さんに尋ねて、返ってきた槇原さんの答えを聴いたコメンテーターの中には「この回答では、罪を重くされる可能性がある」と指摘する人がいました。

「全く手を出すことはないと思います。辛いことや大変なことがあっても周りに相談できるし、パートナーの彼といろんなことを分け合ってやっているので大丈夫だと思います。今は薬を使わなくても十分幸せだということを感じている。」

確かに、この答え方だと「薬をやめるかどうかは、周りの人やパートナーによります」というように取られる可能性は無きにしも非ずですね(-_-;

ちなみに、依存症というのは「コントロール障害」という脳の病気の1つで、不安や緊張を和らげたり、嫌なことを忘れたりするために、ある特定の行為をすることを繰り返しているうちに脳の回路が変化して、自分の意思ではやめられない状態になってしまうことです。薬物依存症は芸能人やお金持ちだけの病気ではありません。私たちの周りでも、起こっています。
薬物依存症というのは、危険ドラッグ・覚せい剤のほかに、ドラッグストアで売っている薬(市販薬)などの効果によって、脳の中に出来てしまった“変なスイッチ”のON/OFFの衝動に振り回されている人(または怯えている人)の事です。

www.mhlw.go.jp

www.ask.or.jp日本の俗語(?)に“ゴメンで済んだら警察いらない”というのがありますが、依存症に苦しんでいる人も、これに近いことを日々思っているのかもしれません。

槇原敬之さんの判決は、8月3日に言い渡される予定です。

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