洋梨とバックロールエントリー

敏宮凌一(旧ペンネーム・敏宮龍一)によるブログ。

これをメイ曲と呼んではいけないのだろうか?→No.110「戦メリ」よりはコッチかも・その10

これは、私が過去にやっていたブログで適当にやっていた、私の「iTunes」の中に入っている曲の中で何回もリピートしてしまうものを紹介していた書き込みコーナーに、私が過去に好きだった曲や「なぜカバーする人がいない!」と心の中で日夜嘆く曲などを盛り込んで書いていくコーナーとして復活させてみたものです(^_^;

co062c54.hateblo.jp第110回は、坂本龍一&カクトウギ・セッションの「Summer Nerves」です。この曲は2020年現在、2013年に再発&2020年にアナログ盤化されたアルバム『サマー・ナーヴス』だけで聴けます。
なお、アルバムの表題曲でもある、この曲名の意味は、日本語っぽく言うと「夏の神経症」です(^_^;

 この曲は、作詞:矢野顕子、作曲・ボーカル:坂本龍一教授によるもので、この曲が入っているアルバムは、1979年にCBSソニー(現・ソニーミュージックエンターテイメント)から発売された企画盤です。

坂本龍一教授が中心になって、小原 礼・高橋ユキヒロ・大村憲司矢野顕子鈴木茂山下達郎吉田美奈子*1アブドゥーラ・ザ・"ブッシャー"氏らという、活動・得意ジャンルが異なる国内外のミュージシャンたちが参加しています。
ちなみに、アーティスト名義にある“カクトウギ・セッション”とは、「ジャズ・フュージョン系VSジャパニーズ・ロック系ミュージシャンが繰り広げる"カクトウギ(格闘技)セッション"」というところから来ているそうです。

当初、CBSソニー側から坂本教授に出した話は「ボサノヴァのアルバムを作ってほしい」というものでしたが、坂本教授から逆に「レゲエのアルバムにしないか」と提案され、色々あった末に完成し、レゲエのようなポップスのような作風の作品として人気盤になり、後の時代の音楽関係者の方から“和レアリック”として紹介されました。tower.jp

当初は、今週のお題「夏うた」に応募しようかと思ったのですが、今年の猛暑の中では聞くに堪えないと判断してやめました。いい曲何ですけどね・・・(-_-;

余談ですが、一時期、このアルバムに入っている「カクトウギのテーマ」という曲が、なぜかプロレス番組や総合格闘技系の番組のテーマ曲に使われていたことが、一部の音楽好きの間で問題視されたことがありました。
この曲はプロレス番組や総合格闘技のための曲ではなく、あくまでも“カクトウギ・セッション”のテーマ曲です。

現在、ネット上に「Summer Nerves」の動画がないため、坂本美雨氏の声のボカロを使ったカバーをお聴きください。


【MEW】Summer Nerves/坂本龍一&カクトウギ・セッション【VOCALOIDカバー】

 

サマー・ナーヴス

サマー・ナーヴス

 
サマー・ナーヴス [Analog]

サマー・ナーヴス [Analog]

 

*1:渡辺香津美さんの別名。当時在籍していたレコード会社の都合で名前を出せなかった。

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