洋梨とバックロールエントリー

敏宮凌一(旧・敏宮龍一)によるブログ。

『ある山下テツローの場合』→第30話

第30話:パートナーが覚悟を決めた日、ある日のDVD鑑賞、テツローとパートナーと三鷹の森

山下テツローの遺品のUSBフラッシュメモリ内「2008」フォルダから「200808」より。ブログ掲載の都合上、一部自主規制あり。

08/22/08(2008年8月22日)
朝から晴れているが、昨日よりは涼しい。
パートナーと朝食をとる。

7時から13時までバイトした。

昼過ぎ。
薬を飲んでから部屋の中で魚になっていると、勤務中のパートナーから「7時に、久しぶりに新宿で飲まない?」というメールが来ていることに気付く。僕は「行ってもいいけど、*1前のことをまだ引きずっているから、出来たら酒以外がいい。」と返信した。

2008年8月22日の彼・その1

©2021 Ryoichi Satomiya

夜7時前。
パートナーに指定された、*2アルタの前にある大きな街路樹の1つの近くで待ち合わせ。個人的には、夜のこの辺りは少々恐怖を感じてしまう。
しばらくして、パートナーが僕の所へ来る。「*3“いいとも”の出待ち、まだいた?」とパートナーが尋ねてきた。僕は呆れ気味に「いるわけないでしょ、こんな時間に。僕だって、着いたのは6時過ぎなんだから・・・。」と答える。するとパートナーは突然、「決めました。テツローさんのこと、覚悟決めましたから。可能な範囲で二人の思い出作りしよね!」と、僕に言う。
この時、僕はパートナーが正気で言っていることなのか。それとも、何か良からぬ物を摂取したことによって言わされていることなのか、この時の僕には分からない・・・。何だか妙な心持になってしまったが、僕は「お、おう・・・。」と返事をして、今はパートナーの計画の乗っかることにした。
*4あの日あの時、僕の思いを聴いて、部屋で泣いていた奴と同じ奴だとは思えないような変わり身だ・・・。

2008年8月22日の彼・その2

©2021 Ryoichi Satomiya

横断者用の信号が青くなると、僕らはほかの人たちと共に横断歩道を渡る。そしてアルタ、紳士服屋、銀行の次にある細い道へ曲がると、僕らはある店の近くで立ち止まった。僕らの目の前には、赤と白の大きな熊本ラーメンの電飾看板が光っている。それを観た僕はガッカリしてしまった・・・。*5このラーメン屋は、新宿へ来る度にパートナーが行きたがる店の1つであり、僕にとっては要警戒スポットの1つだ。僕が警戒する理由は、この店のラーメンの多くにかかっている*6マー油が発する破壊力のある香りだ。確かに、酒以外の店とはメールで書いたけど・・・。どこかのアニメで「私、にんにくラーメンチャーシュー抜き」と言うキャラクターがいたが、僕にとってのニンニク入りの食べ物は、今のところ餃子が限界だ・・・。
しかしパートナーから「*7高菜ラーメンは頼もうとしないでよ。もう今は“喪服の人”じゃないんだから。」と釘を刺されてしまい、僕は渋々「じゃあ、同じもので・・・。」とパートナーに言った。マー油が苦手な僕は、パートナーがこのラーメン屋パートナーには長年「明日、喪服の仕事があるから無理」と言い訳をしてはマー油を回避してきたが、これからはこの手が使えない・・・。
僕はショルダーバッグから財布を出そうとしていると、パートナーが「今日は僕が奢るから。」と言う。パートナーはどこか嬉しそうな素振りをして、食券を買いに行った。
しばらくすると、カウンター席に座る僕とパートナーの目の前に、生のキャベツがのった熊本ラーメンが来た。この店に来ると、パートナーはいつも生のキャベツがのったラーメンを頼む。たまに、*8大きな唐揚げがのったラーメンを食べている時もあるが・・・。

*9熊本ラーメンを食べて店を出た僕らは歌舞伎町のほうへ行く。しかし、僕らは今まで行っていた居酒屋などの賑やかな店の間を通り過ぎると、たくさんの芸能人のサイン色紙だらけで個性的なカウンターのラーメン屋に入る。僕らはそこで、焼き餃子と揚げ餃子と生ビールとウーロン茶を頼む。
頼んだものを待つ間、僕はパートナーに「珍しいね。居酒屋以外でビールを頼むなんて。」と言うと、パートナーは「本当は僕、居酒屋みたいな騒々しい店は苦手なんですよ。せやけど、生きていくために、周りに合わせて、我慢してました。」と答えた。
僕は、パートナーに長いこと無理強いさせていたんだなと思い知らされた。僕が今までパートナーを飲みに誘ってきた事も、パートナーの周りの人たちからの同調圧力も、パートナーにとっては大差ないのかもしれない・・・。

08/23/08(2008年8月23日)
今日は休み。
この日が休みのパートナーと朝食をとる。
昨日と違って、朝から曇っていて涼しい。

もう少し若ければ、*10昭和記念公園のプールで流されていたかもしれないが、今日はそれぞれの部屋の中で魚かトドになっていた・・・。
僕らが部屋にいる間に雨が降ってきた。

08/24/08(2008年8月24日)
朝から曇っていて涼しい。
この日が休みのパートナーと朝食をとる。

10時から16時までバイト。
この日は珍しく、パンとおにぎりと焼きそばパンとカップ麺が消えていた。
売る物が無いに近い状態のため、僕は店の床のモップ掛け、ほかのバイトの人たちはイートインスペースやレジ周りの消毒作業をする事になった。
バイトからの帰り。雨が降ってきたことに気付いた・・・。

08/25/08(2008年8月25日)
朝から雨が降っていて、肌寒い・・・。
パートナーと朝食をとる。

14時から17時までバイト。
月曜日だからなのか、午後だからなのか、客は来ない・・・。
あまりにも暇だったせいか、先輩のバイトの人から、買い物かごの消毒を命じられる。買い物カゴを複数持ってきては、使い捨てタオルと業務用の消毒液でカゴを拭く。そして拭き終わったら、カゴを戻して行って、別のカゴを持ってくる。単純作業の繰り返しで結構堪えた・・・。

08/26/08(2008年8月26日)
朝から雨が降っていて、肌寒い・・・。
パートナーと朝食をとる。

10時から16時までバイト。
消費期限切れ寸前のものの弁当と総菜や、賞味期限切れが迫っているお菓子の回収作業をしたが、ゴミ箱行きにしないといけない物がカゴ3つ分になっていた・・・。

08/27/08(2008年8月27日)
昨日と違って、朝から晴れていて暑い・・・。
パートナーと朝食をとる。

この日、バイトは休み。
朝から通院治療のために病院へ行って、採血と検査。検査結果によれば、薬漬けになのもあってか、今のところがんの進行具合はやや緩やかだと言われる。「緩やか」という言葉を聴いて、何だか不愉快になったのは今日が初めてだ・・・。
今になって思ったが、僕の身体は今後のサトミヤさんとの取材に耐えられるのだろうか?・・・いや耐えろ、僕の身体。

08/28/08(2008年8月28日)
朝から曇っていて暑い。
パートナーと朝食をとる。

13時から18時までバイト。しかし、午後から空がゴロゴロ鳴っている・・・。
バイト中、5分くらいコンビニが停電したが、すぐに直った。だが、ソフトクリームはこの停電のせいと食品衛生の都合で販売中止になった・・・。
カップ麵を売り場の棚に補充している最中、店長が無表情でソフトクリームマシンの中の(ソフトクリームの)素の廃棄と清掃をしているのを観た・・・。

バイトからの帰りに、近くのレンタルショップで借りた、*11キリンジの「ロマンティック街道」や*12川口大輔の「Memory Lane」という曲のシングルを部屋のCDラジカセで聴く。21日の時にサトミヤさんに勧められたので聴いてみたいと思っていたので、あって良かった。
「ロマンティック街道」は打ち込みバシバシなアレンジだったのでクセになる。だが、「Memory Lane」のCDには*13パソコンでは聞けないようにされているCDだという注意書きがあったので落ち込んだ。ラテン系なノリがあって、面白い曲だったのに・・・。

2008年8月29日については、諸事情で割愛させていただいた。

08/30/08(2008年8月30日)
今日も朝から曇っているが、外は暑い・・・。
この日は休みのパートナーと朝食をとる。

9時から14時30分までバイト。
近くの場外馬券売り場からと思われる客が、タバコをカートンで大量買いしていたり、袋詰めの氷を大量買いしていく客の姿があった。

夕方。
一昨日借りたシングル(CD)を返すついでに、パートナーと一緒に近くのレンタルショップへDVDを借りに行く。アニメコーナーへ行ったとき、いつもは貸出中だらけになっている*14ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』のDVDの行列が珍しく1枚も借りられていないことに気付く。僕は急いで1枚手に取ると、足早にほかのジャンルのDVDのコーナーへ移動した。
*15『テン・ミニッツ・オーダー』を手に取って移動中、別行動をとっていたパートナーが、困った顔をして2つのDVDを持って、僕のところに来た。なんでも、*16天空の城ラピュタ』か*17ハウルの動く城』のどちらを借りるか悩んでいるのだという。僕はどっちも旧作扱いになっているのだから、両方借りればいいじゃないかとも思ったが、パートナーに「今どっちが気になっているの?」と尋ねると、パートナーは「まだ観たことが無いから、こっち」と言って、『ハウルの動く城』のほうを上げた。

家に帰ると、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』と『ハウルの動く城』のDVDの鑑賞会が始まった。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』を見始めるが、*18エヴァンゲリオンの色や、ネルフ自衛隊の兵器の感じが変に感じてしまい、僕らは何だか不安感に苛まれてしまった・・・。だが、ミサトの部屋のシーンやクライマックスに*19ヤシマ作戦」が出てきたことで、どうにか落ち着いて、最後まで見ることが出来た。
本編が終わった直後に始まった次回予告を観ていて、僕は「*20アスカは次から出て来るんだ」と思った。パートナーから「*21あんなメガネ、いたっけ?」と訊かれるが、このキャラクターだけは僕にも分からなかった・・・。

2008年8月30日の彼

©2021 Ryoichi Satomiya

ハウルの動く城』を観ている最中。
ソフィーが、魔法使いの弟子のためにベーコンエッグを作るシーンを観ていたパートナーが腹を鳴らすのを聴いた・・・。僕は、王様の所へ向かう老婆姿のソフィーと荒れ地の魔女のやり取りのシーンを観ていて、どこか昭和のテレビドラマっぽかったので、不意に笑ってしまった。
エンドロールを観ていたとき。キャストのところで主人公・ソフィーの声を演じていたのが、*22男はつらいよ』のさくらだったことを知って、お互い驚いた・・・。名優と呼ばれる人って、スゴいんだなと改めて思った。

その日の夕食は、パートナーが昨日に買ってきたコロッケと、卵2つのベーコンエッグを載せたごはんになった・・・。

08/31/08(2008年8月31日)
この日は休み。
今日は朝から曇っているが、相変わらず外は暑い・・・。
この日が休みのパートナーと朝食をとる。

2008年8月31日の彼

©2021 Ryoichi Satomiya

午後。
パートナーと三鷹の森ジブリ美術館へ行く。*235月からパートナーと「行こう行こう」と言っていたのに、僕の病気のせいで今日になってしまった・・・。
東京都の多くの子供たちは新学期準備をしているだろうから、この日ならば人が少ないものだと思って、パートナーに予約をしてもらったのだが・・・僕の読みは大ハズレだった。
僕らが美術館に入った時の美術館の中には子供連れがたくさんいて、外国人っぽい子供の姿もあった・・・。
*24『「小さなルーヴル美術館」展』というのを観に行く前に、子供たちと一緒にミニシアターみたいな部屋へ入って、*25めいとこねこバス』と*26星をかった日』を観る。

『「小さなルーヴル美術館」展』を観た後で、パートナーと美術館の中のカフェで少し休憩。
休憩した後、ミュージアムショップをのぞくが、ぬいぐるみやアニメのアイテムばかり。パートナーは目を輝かせていたが、僕は少々たじろいだ・・・。
僕はもう一つのミュージアムショップのほうへ行くと、そこは本ばかりを置いている店で、中には宮崎駿監督が勧めているという本のコーナーを見つける。その中にあった*27『肩胛骨は翼のなごり』の日本語版を一冊買った。

→つづく・・・。

*1:第9話を参照。

*2:JR新宿駅東口付近で、1980年から建っている大型街頭ビジョンのあるファッション関係の店と雑貨店だらけのビル。ちなみにこの建物が建つ前、この場所には「二幸(にこう)」という食料品販売店があった。この頃の日本では、この建物自体より、この建物の中にあった「スタジオアルタ(※2016年3月31日で終了。現在跡地は、別の企業によるイベントスペースになっている。)」という、『笑っていいとも!』などのテレビ番組の撮影を行うスタジオのほうが有名だった。

*3:1980年10月から2014年3月まで、平日の午後1時から午後3時になると、アルタの建物の裏側では『笑っていいとも!』出演者からのサイン入手目的などで待ち伏せる数多くの10代から40代までの男女がいたという。

*4:第22話を参照。

*5:テキストに書かれていた情報からして、桂花ラーメン新宿東口駅前店のことではないかと思われる。

*6:昭和20年代以降の熊本県にある多くの豚骨ラーメンにかかっているという、ラードとにんにくと野菜などを揚げて作る茶色(または黒色)の香味油。語源は“入れると魔法のように美味しくなる油”から。ラーメン屋ごとに材料や作り方が異なるという。

*7:熊本産の高菜漬けを調理したものを載せたマー油がかかっていない豚骨ラーメンのこと。彼らが行っていた当時は「高菜ラーメン」という名前だったそうだが、現在は「阿蘇(あそ)ラーメン」いう名前に変わったようだ。現在は東京都にある、「桂花ラーメン新宿ふぁんてん」以外の桂花ラーメンにあるという。

*8:「五香肉麺(ウーシャンローメン)」という、香味揚げした豚肉が載ったラーメンのことではないかと思われる。現在は、東京の桂花ラーメン新宿ふぁんてんと桂花ラーメン渋谷店だけにあるという。

*9:テツローの死後。この事についてテツローのパートナーに確認したところ、「(テツローさんは、)ラーメンは少ししか手を着けずに、残りはこっちにくれた」との事である。

*10:昭和記念公園の中には、「レインボープール」という9種類の屋外プールが集結している場所があって、夏季限定で利用することができた。なお2010年代以降の「レインボープール」は、施設老朽化や2019年からの新型コロナウイルスの感染拡大の都合で、子供向けのプールしか使えないという。

*11:2006年にリリースされたシングル。同年に発売されたアルバム『DODECAGON』に収録。ちなみに、この曲の仮タイトルは「君の結婚」だった・・・。現在は音楽配信サービスだけで聴くことができる。

*12:2004年にリリースされたアルバム『Sunshine After Monsoon』収録曲。現在は音楽配信サービスだけで聴くことができる。

*13:2000年代の日本でリリースされていた邦楽・洋楽CDの中には、「レーベルゲートCD」や「CCCD(コピーコントロールコンパクトディスク)」という、パソコンなどを使ったデジタルコピーを抑止する目的で導入されていた技術(または、その技術を導入した音声記録媒体)を使ったCDが数多くあった。これは、この当時の日本と海外で問題になっていた、海賊版音楽CDやパソコンなどを使ったコピーと違法アップロードを防ぐ目的で作られていたが、CDプレーヤーかCDラジカセだけでしか再生できないために、日本中のCD購入者・ファン。そしてミュージシャン側からも不満が続出したほかに、2000年代後半の日本でも普及し始めていたデジタル音楽プレーヤーのユーザーをも炎上させた。この技術は2008年以降、日本のほとんどのレコード会社では使われなくなっていったという。ちなみに、現在ヨーロッパとタイで販売されているCDの中には「CCCD」があるらしい・・・。

*14:2007年に劇場公開された、庵野秀明氏原作・監督のアニメーション映画の第一弾。テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の第一話から第六話までを基にしつつ、新たな設定・解釈・デザインなどが追加されている。

*15:正しくは『10ミニッツ・オールダー(Ten Minutes Older)』。2002年に製作された劇場公開作品。ベルナルド・ベルトルッチジャン=リュック・ゴダールスパイク・リーチェン・カイコーなどという、世界の若手や大御所の映画監督やクリエイターに依頼して製作された10分の短編映画をまとめたもの。ちなみに、日本の映画監督やクリエイターは参加していない。

*16:1987年に劇場公開された、宮崎駿監督によるオリジナル作品のアニメーション映画。詳しくは検索してほしい。

*17:2004年に劇場公開された、イギリスのファンタジー小説が原作の宮崎駿監督作品のアニメーション映画。原作とはキャラクター設定などが多少異なっているらしい・・・。声優には、木村拓哉美輪明宏などといった、その当時の日本の大物芸能人が多く起用されていたことでも当時話題だった。

*18:文面から推測した限りになるが、恐らくテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』に登場したに登場したエヴァンゲリオンのデザインとカラーリング、特務機関ネルフと戦略自衛隊の装備や兵器のデザインと比べて、本編中に登場したエヴァンゲリオンのデザインとカラーリング、特務機関ネルフと戦略自衛隊の装備や兵器のデザインなどに差異があるせいで、違和感があったのではないかと思われる。

*19:ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』のクライマックスシーンに出てくる、第6の使徒殲滅作戦の名称。元ネタは、テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の第六話に出てくる、第5使徒ラミエル殲滅作戦の「ヤシマ作戦」。ネルフ本部の直上で止まり、力技でネルフ本部へ突入しようとする使徒に対して、エヴァンゲリオン初号機を使った陽電子砲による超長距離狙撃をして使徒をやっつけるというもの。

*20:惣流・アスカ・ラングレーが登場すると思っているのではないかと思われる。ちなみに、この次回予告に出てきた赤色のプラグスーツを着たキャラの名前は「式波・アスカ・ラングレー」。

*21:ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』から『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に登場する、謎のエヴァンゲリオンパイロットの真希波・マリ・イラストリアスのこと。

*22:1960年代から1995年まで続き、2019年で完結した、山田洋次原作・監督のシリーズ映画に登場する、主人公・車 寅次郎の妹の名前。演じていたのは、俳優の倍賞千恵子

*23:第17話を参照。

*24:2008年5月24日から2009年5月10日まで開催されていた企画展示。フランスのルーヴル美術館の展示作品を、子供でも気軽に絵画鑑賞できるように、ルーヴル美術館の建物や歴史を感じられる空間の中に、ルーヴル美術館で実際に展示されている作品を、子供にも見やすい大きさに縮小した物を製作して展示していた。

*25:2002年に製作された、三鷹の森ジブリ美術館の中でしか視聴できない『となりのトトロ』のスピンオフ作品。

*26:2006年に製作された、三鷹の森ジブリ美術館の中でしか視聴できない、井上直久氏による「異郷イバラード」という作品を基にした短編アニメ。

*27:イングランド出身の作家、デイヴィッド・アーモンドが、2000年代に発表した児童小説。主人公が、引っ越してきたばかりの家の古びたガレージの影で見つけた、ほこりまみれでやせていて、アスピリンやテイクアウトの中華料理や虫の死骸を食べてはブラウンエールを飲む、重病持ちの不可思議な存在と遭遇したことから始まる、命の不思議と生の喜びに満ちた物語。この本は、現在も都市部の本屋やオンライン書店で購入可能。